抗菌薬サーベイランス Mie Antimicrobial Consumption Surveillance: MACS

抗菌薬サーベイランスMie Antimicrobial Consumption Surveillance: MACS

 MieICNetでは、三重県内の医療機関を対象に抗菌薬使用量等に関する情報を収集し、抗菌薬の適正使用(antimicrobial stewardship)に向けた取り組みを推進しています。 厚生労働科学研究として日本全国の医療機関を対象に実施されている抗菌薬使用動向調査(Japan Antimicrobial Consumption Surveillance: JACS)のシステムを用いてデータ集積を行い、県内の医療機関のデータについて集計・分析しています。 多くの施設に参加していただくことで、より正確な現状把握が可能となります。また、参加することで、地域の医療機関との比較が可能となり、自施設の院内感染対策にも役立つ情報が入手できます。 是非、ご参加ください。

三重県抗菌薬使用動向調査
(Mie Antimicrobial Consumption Surveillance:MACS)について

概要

 カルバペネム耐性腸内細菌など、抗菌薬に対する新たな耐性菌の出現と蔓延は世界的な問題となっています。さらに、新規抗菌薬の開発も停滞し、これらの耐性菌に対する選択肢も少ないのが現状です。 このような耐性菌の脅威に対して感染症診療・感染制御領域に関わる医療スタッフは、医療機関において耐性菌を保菌・感染する患者から保菌しない患者への伝播抑制や抗菌薬の適正使用を推進しています。一方、2012年度の診療報酬改定に伴い個々の医療機関のみならず、地域間連携における感染防止対策の質的向上が求められ、より多くの医療機関では感染症診療・感染制御領域に関わる医療スタッフの拡充や施設間格差をなくすための整備が進められています。 しかしながら、こうした現状を把握するための客観的な指標はこれまで整備されてきませんでした。 そこで、我が国における医療施設の抗菌薬使用量や感染対策の状況を経年的に把握できるネットワーク(Japan Antimicrobial Consumption Surveillance: JACS, https://www.jacs.asia)が構築されました。三重県抗菌薬使用動向調査(Mie Antimicrobial Consumption Surveillance :MACS)ではJACSのシステムを利用し、三重県院内感染対策サーベイランス(Mie Nosocomial Infection Surveillance: MINIS)と連携して得られた情報をフィードバックすることにより、感染対策の質をさらに向上させ、県民に還元することを目的としています。

データ収集について

 本調査はJACSシステムを利用して登録いただきます。https://www.jacs.asiaへアクセスし、施設登録後に各データをご入力下さい。なお、不明な点は担当者までご連絡下さい。

データ還元について

 自施設データは、JACSシステム内の自施設(AUD)、(DOT)、のタブをクリックすることで、年次推移が目視できます。また、デー タ登録画面より、入力した各年のデータはCSVファイルとしてダウンロードでき加工可能です。また、調査期間の終了後に全参加医療機関との比較を箱ひげ図などの還元情報を作成することを予定しています。 なお、本調査において収集したデータは、施設名を伏せた状態で耐性菌対策における参考資料や論文などで公表される可能性があります。本研究班の調査結果へのデータ利用を希望されない施設は担当者までご連絡下さい。

※2014年1月から2015年12月までの1年間の三重県内12病院のデータを収集し、抗菌薬毎および全体の使用量をAUD(DDDs/100 bed-days)で示した。

抗菌薬サーベイランスに係る問い合わせ先

MieICNet事務局(抗菌薬サーベイランス窓口)

鈴鹿回生病院  薬剤管理課

担当

木村

TEL

059-375-1212(代表)